死止帯(シートベルト)

少し真面目なお話です。

死止帯と書いてシートベルトと読む

いつも当然のように締めるシートベルト

皆さんは正しい知識をお持ちでしょうか。

今では当たり前のように付いているエアバック
車のメインフレーム、車体中心部に取り付けられたセンサーにより捻じれるような衝撃を受けた時に、つまりオフセット衝突時に各エアバック、運転席、助手席のシートベルトに電気信号が送られエアバックを作動させると共にシートベルトを強制的に巻き取ります。

このシートベルトの強制巻き取りの力がどれほどのものかご存知でしょうか。


体重100kgの人が時速50kmでコンクリートブロックに衝突しても強制的に人をシートに縛り付けるだけの力はあります。

シートベルト取付部M8、M10のボルトが斜めになり元の鋼板をくの字にへし折ります。

わかりますでしょうか?

シートベルトは事故をした時に吹っ飛ばないようにするもの

こんな次元の話ではありません。

小さな子供でジュニアシートを使わずシートベルトが首を締め死亡した例もあります。

何が恐ろしいかってこのシートベルト強制的巻き取り時には二度と伸ばす事が出来ないのです。

腹にめり込んだシートベルトが外せるでしょうか?

だからこのようなグッズがあるわけです。

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衝突後、火災が起きたら?

水に落ちたら?

前方に車が傾いていたら?


力のある男性ならば即座に外す事も難しくはない

しかし怪我をしていたら?

女性や子供だったら?

パニック状態で同乗者を救えるでしょうか?

強制巻き取り後に若干緩める装置が付いた車両もありますがまだまだ付いていない車、運転席のみの車、たくさんあります。

この衝撃を体験する事は滅多に無いであろうと思います。

しかし滅多に無いであろうからこそ的確な行動がとれるようどういうものかしっかりと理解しておいて下さい。

貴方のお車はどのようなタイプでしょうか?